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第41回:50年周期の運気で読む ― いま企業が取るべき“先手”とは

目次

企業は常に変化の波にさらされています。市場環境、技術の進歩、価値観の変化――どれも待ったなしで押し寄せ、現状維持という選択が、いつの間にか“後退”を意味する時代になりました。では、どのタイミングで何を変え、どこに向かうべきなのか。その判断材料を、過去から積み重ねられてきた知恵から得る方法があります。

そのひとつが、陰陽五行論が示す「50年周期で巡る運気の流れ」です。これは東洋思想における歴史的な知恵であり、別名 「孫氏の兵法」 とも結びつく考え方。国や社会、企業、さらには経営者個人にまで影響する「巡り」を読み解くことで、未来の兆しを先取りする視点が得られます。

環境の変化をただ恐れるのではなく、運気の流れを“先手”の戦略に変える。そんな新しい経営の視点を、今回のブログではお伝えしていきます。

 

【目次】

1.なぜいま「運気の巡り」を企業経営に取り入れるのか

2.陰陽五行論の基本 ― 50年で巡る「運気の節目」

3.いま世界と日本はどのフェーズにいるのか?(概念的に)

4.企業が読むべき“自社の運気”とは何か

5.「孫氏の兵法」に学ぶ ― 先手を打つ企業の条件

6.では何から始めるべきか ― 共創ソリューションズが支援できること

7.締め:未来を読むのではなく、未来を準備するために

 

1.なぜいま「運気の巡り」を企業経営に取り入れるのか

前回のブログでは、「現状維持は後退である」という視点から、企業が変化に向き合う必要性について触れました。しかし「変わらなければいけない」と頭で理解していても、実際に行動へ移すことは容易ではありません。そこで今回注目したいのが、古代から続く“時代の流れ”を読む知恵──陰陽五行論です。

現代のビジネスでは、経済指標やデータ分析が重要である一方、「なぜかしっくりこない」「流れが変わってきた気がする」という、人間の感覚的な部分も少なからず意思決定に影響を与えます。その背景には、“時代の気”とも呼べる社会全体の雰囲気の変化が存在します

この“流れ”をひとつのフレームワークとして使うことで、経営判断の視野が広がり、次の一手を打ちやすくなるのです。

 

2.陰陽五行論の基本 ― 50年で巡る「運気の節目」

陰陽五行論とは、自然界のすべては「木・火・土・金・水」の五つの性質が巡りながらバランスを保つという考え方です。この巡りは季節だけでなく、人や国、企業にも影響すると考えられています。

特に重要なのは、およそ1周50年、10年周期で大きな節目が訪れるという視点です。歴史を振り返ると、経済の繁栄と衰退、新しい技術や価値観の誕生は、一定の周期をもって繰り返されています

・新しい価値が生まれやすい「生成の時期」

・産業や組織が成熟し成果が出やすい「繁栄の時期」

・仕組みが硬直し変化が停滞する「衰退の時期」

・方針転換を迫られやすい「転換の時期」など

こうしたフレームで会社の現状を見ると、いま自社がどのフェーズにいるのかがぼんやりと見えてきます。

 

3.いま世界と日本はどのフェーズにいるのか?(概念として)

世界では、価値観の二極化、AIの急進、地政学的な分断など、まさに「大きな転換期」の真っただ中です。日本国内でも、人口構造の変化、働き方の多様化、価値観のアップデートなど、ひと昔前の常識では捉えきれない動きが加速しています。

これは陰陽五行の視点で見ると、古い仕組みが解体され、新しい形が生まれ始める“転換期” にあたります。このタイミングでは、停滞している企業と大きく伸びる企業との「差」が開きやすくなります。

つまり、今は自社の未来の基盤をつくるための“先手”が求められる時期と言えるでしょう。

 

4.企業が読むべき“自社の運気”とは何か

会社には会社の「巡り」があります。

・いつ創業したか

・どんな局面で事業を転換してきたか

・経営者がどんな価値観の変化を経験してきたか

・これまでの繁栄期・停滞期はいつだったか

これらを整理していくと、自社の“流れ”が見えやすくなります。特に重要なのは、経営者自身の巡りと、会社の巡りが合っているかどうか。

伸ばすべきフェーズで守りに入り、耐えるべきフェーズで拡大をしてしまうと、歪みが生まれます。逆に、自社のフェーズに合った戦略をとれれば、小さな企業であっても一気に成長することがあります。

巡りを読むことは迷信ではなく、「どの時期に何をすべきかを整理する思考法」として役立つのです。

 

5.「孫氏の兵法」に学ぶ ― 先手を打つ企業の条件

陰陽五行論は別名「孫氏の兵法」と言われるほど、戦略の基本思想と深く結びついています。孫子はこう説きます。

勝てる場所で戦い、勝てる時に行動しなさい。

つまり、

・追い風の時期は攻める

・向かい風の時期は体制を整える

・風向きが変わりそうな時期には“先手”を打つ

ということです。

この思考は、現代の経営判断にもそのまま活用できます。流される経営ではなく、流れを読む経営へ。それこそが、これからの中小企業に求められる姿勢だと言えるでしょう。

 

6.では何から始めるべきか ― 共創ソリューションズが支援できること

私たち共創ソリューションズは、単なる“占い的な助言”ではなく、「巡り」をヒントに、中長期の戦略を整理するための伴走支援を提供しています。

・経営者・企業の巡りを可視化し、整理する

・経営計画・組織改革に落とし込む

・会社のフェーズに応じた“攻めと守り”のバランス設計

・社員も巻き込んだ「共通言語化」支援

・未来に向けた戦略的な意思決定のサポート

目の前の数字だけでなく、巡りも含めて企業の未来を描くことで、意思決定の精度は格段に上がります

 

7.締め:未来を読むのではなく、未来を準備するために

運気の巡りは、未来を予言するものではありません。しかし、未来を「準備」するための強力なヒントになります。現状維持ではなく、未来に備えて“先手”を打つ企業こそ、次の時代の主役になります。あなたの会社が「いま、どの巡りにいるのか」。その問いから、新しい一歩が始まります。

 

いま私たちを取り巻く環境は、かつてないスピードで変化しています。だからこそ、外部環境を読み解き、自社の“いま”を的確に把握し、来たるべき“次の流れ”に備えることが、企業の未来を左右します。

陰陽五行論の「50年周期」という視点は、そのための一つの物差しにすぎません。しかし、歴史や自然の循環を踏まえ、長期の視座から経営を捉えることは、変化の渦中にいる私たちへ大きなヒントを与えてくれます

次の波に乗るのか、飲み込まれるのか。その分かれ目は、「先手を打つ」かどうかです。

共創ソリューションズは、皆さまが自社の運気の巡りを捉え、変革への一歩を踏み出すための伴走者でありたいと考えています。未来に向けた“最適な一手”を、共に読み解いていきましょう。